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私は島への旅行が大好きです。島はまだまだ地域ブランディングが確立していないところが多いですが、 一番行っている沖縄やお気に入りの宮古島や石垣の離島の名所を順次紹介していきます。
まずは沖縄。沖縄本島の最南端、糸満市の喜屋武岬(きやんみさき)には、琉球王国時代の遺跡「具志川城跡(ぐしかわぐすく)」があります。喧騒から離れた名所で気持ちを入れ替えしたいですね。
・喜屋武岬の具志川城跡へ行く
那覇空港ターミナルや那覇市の中心部から、南へ14キロほど向かった先に、目指すべき喜屋武岬と具志川城跡があります。一般的に沖縄観光で具志川城跡を訪れるなら、国道331号線をひた走って喜屋武の集落を抜けます。行く方法は車、タクシーなら、那覇からは15分ほどで到着できます。あるいは沖縄南部の街並みまでも楽しむとすれば、レンタサイクルで移動するといった方法もあります。沖縄本島最南端の海と、具志川城の風景にありつくまでは、それほど時間は要しません。
・12世紀からはじまった具志川城跡の歴史
喜屋武の海辺にある具志川城跡が建設された年代は、日本の本土が平安時代だった12世紀までさかのぼります。当時、久米島の具志川城の城主だった真金声按司(まかねごえあじ)が、自らの息子であった真仁古樽(まにくたる)按司に攻められた時に、この地に具志川城を築いたという話が伝わります。城は東西83メートル、南北に33メートルという規模で、城門、長く伸びた城壁、曲輪、建物の跡などが、いまも形を維持しています。この城は15世紀半ばまでは琉球王国の人々によって、使われていたとのことです。
・海の音と城壁の歴史で気分は琉球王国に
三方面を太平洋の海原に囲まれ、海水と自然の侵食により劣化しつつ、昔の形状を今に残す具志川城跡は、訪れる人々に感銘や癒やしを与えてくれる場所です。海のすぐ近くの城壁というシチュエーションは、日本の本土ではなかなかお目にかかれない存在ではないでしょうか。どこまでも市街地が広がった沖縄南部地域のなかで、具志川城跡のあたりは琉球の古来の原風景が残っている貴重な場所でもあります。気持ちを入れ替える、切り替える目的で、訪れてみてもいいですね。